元気でいることがケアに繋がる

デスクワークだけの事務職と違い、看護師の仕事は一日中患者のために動き回り、そして時にはかかえ上げたり、倒れた患者を起こしたりするなど結構肉体も使う体力仕事です。また、病院によっても違いますが、より緊急性の高い患者さんが多い場合は、てきぱきと仕事を進める必要もありますので、時にはエネルギーを使いつつも慎重にしなければなりません。気も使わなければなりません。そして、夜勤もあり、生活のリズムも狂いがちになるので、体力を消耗してしまう原因となってしまいます。

仕事中、看護師が元気がないとこれから回復していこうとする患者さんにとって良い影響はありません。少しでも自らが元気でさわやかなお手本を見せることで、精神的な回復のサポートができるのです。毎日の勤務ですから、少しぐらい体調の悪い日もあり、疲れもあるかと思います。そんな中でも笑顔を保つことが大切です。看護師が笑顔で接してくれることで、患者さんは元気になれるだけでなく安心感も得られます。ですから、自ら健康に気を使うことは大切です。

日頃の健康を保つために大切なのが食生活。ゆっくり料理を作る余裕はないかもしれませんが、少しでも栄養を考えて食事をとるようにしましょう。休みの日なども、じっくりと寝て疲れを取った後は、買い物の前にランニングやウォーキングなどで体力を少しでもつくように努力するようにするといいです。相撲の世界では、三年先の稽古という言葉があります。どんな仕事でも努力はすぐに実を結びませんが、諦めることなくコツコツとやっていくことが必要です。